怒涛の面接、やっと今日でひと段落。

乗り切れば来週は少しゆとりができるかも。(安堵)


でも昨日はは厳しかったぁ。

何せ、一つの質問に対する答えが長いのなんのって。


「簡潔に答えられるよう努力しましょうね。」

何度も言ってしまいました。ごめんね。学生くんたち。


神戸で働くウーマンのブログ のmi-iyoさまから

>面接官として、採用のアドバイスがあれば、記事にぜひ載せてください。
とのコメントを頂きました。


アドバイスなどできる立場ではございませんが、

私が考えていることをお知らせしようと思います。



1)新卒面接の心得。

・エントリーしてくださる学生は「お客さま」

せっかく興味を持っていただけたことに感謝しなくてはなりません。

人事には、二度目からは顔を見ただけでお名前で呼ぶようにと言っています。

・面接は選抜ではない。むしろお見合。

偉そうに選抜するなんて姿勢は企業の恥です。

個々の本当の姿を見せてもらい、お互いにWINWINになれるかを考える。

それが面接だと思っています。

・大学(学校)では、社会を教えてはくれません。知らなくて当たり前です。
え?こんなことも知らないの?ではなく彼らの背景を理解してあげるべき。
何も教えられていないのです。可能性を開くことに専念しましょう。


2)採用判断。

・地頭、潜在能力を見極めましょう。

言葉にしていることなどはあてになりません。

的確な質問を通して論理性や理解力を確認しましょう。

潜在能力があれば、育てるのはこっちですから。

・優秀な人が伸びるとは限りません。

面接では質問だけでなく、わかってないことも教えてあげましょう。

それに対しての反応で成長できる人かどうかがわかります。

教えたことに対して、受け入れようとする姿勢が大事です。

批判されたと思って言い訳を言うような人は伸びません。

・型通りの返答をさせないこと。

情報量が増えて、どうすべきかを指南する人たちも増えています。

こうすべき、こうしたら得する。などのことに乗っかってはいけません。

ちゃんと自分を大事にしていることを重視しましょう。

流暢な返答より、不器用な自分の言葉を大事にしてあげましょう。

またそうした言葉が発せられるように促し、正しい判断をしましょう。


3)原則

・こうすれば受かるはありません。

学歴、成績など社会では価値が薄いです。

むしろ有利に生きるためにと努力してきた人は疲れている場合もあります。

すぐにリターンを求めている場合もあります。

採用は投資です。これから育む自覚をもちたいです。

・時代は即戦力を求めています。

即戦力の期待は使い捨てに繋がります。

じっくりその人の人生を育むことが大事だと思います。

今できることよりも、反省や不安を抱えてわからないことをわかろうとする姿勢を重んじます。

即戦力は中途採用で期待すべきです。

4)思い。

・企業はフィールド。

広い原っぱでのびのび遊んでいる子供をイメージしましょう。

原っぱを面白いと思う子と、なあんだ何もないじゃんと思う子がいます。

原っぱが面白いと思えるこが宝です。

わたし達企業側が与えられるのは彼らがのびのびと自分を発揮することのできるフィールドなんです。

・愛

今の学生は仲間作りに熱心です。

でもそれは愛ではない。

協調することによって自分を守りたがっています。

でも愛は痛いものです。

仲良くするのは簡単です。

愛することは難しいです。

・高い次元。

即物的なものより思想や哲学が大事だと思います。

心の発達を期待できる人を大事にしたい。そう思います。



なあんて、私自身好い加減なくせにかっこ良いことかきました。

でもそんな思いです。


当社は商品開発を希望する方が多いのです。

その理由は「自分の好きなことを形にしたい。」というのが動機付けです。


自分の好きなことを仕事にしたい。

というフレーズがざくざく出てきます。


好きってなあに?


本当に情熱もってしたことある?


本当に好きなものなんてそんなに簡単には見つからないよ。


だって、まだ20年しか生きてないじゃん。

これから出会うことのほうが多いんだよ。


自分の知らない世界を見つけてどんどん発見して欲しい。

世界は広いんだから、これまで見たことで自分を決めないで。


これが私のメッセージです。


poochaさまって凄い!どんな話題にも造詣が深くて・・・。なんて言う学生もいます。

でもね。違うんだよ。


私が面接の最後に言うことは。


「私にできるんだもの。あなたたちにできないわけないわよ。」


いつもそれ。


これは私の素直な思いなんです。


「好きなことをしたい。」

この言葉を沢山聴きました。


好きってなあに?

一生それで生きられる?


いつ変わるかわからないものと本当の自分。

今なんでまだまだ始まりでしかないのよ。

できたらわかって欲しい。

今のままより、もっと素敵なことがあるんだよ。


一つだけ自慢できるのは、学生さまたちが口々に言う言葉。


「人事の方に名前で呼んでもらえた。

ここの会社は人を大事にしているな。

一回一回会うごとにここで働きたいという重いが高まります。」


おお!思い伝わっているじゃん。(笑)


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リハビリメイクって知っていました?


ぼろぼろに顔が痛んだ人のためのメイクらしいです。

そろそろ私もそれも必要かなと。


思わず「ねえねえ教えてよ」って聴いたら、

「何を言ってるんですかpoochaさまは思いっきり輝いていますよ。」

なあんて言われちゃいました。


本人は真面目にリハビリメイクしたいんだけどなあ。