ご無沙汰してしまいました。

皆さまお元気でお過ごしでしょうか。


私の母、「麗子さん」。


彼女が何度も何度も言いました。


「ちょっと相談してくるわ。って訳には行かないんだよね。」

「ちょっと相談してくるわ。って訳には行かないんだよね。」


何度も、何度も・・・・・・・・。


5月3日。父は静かに逝きました。



年末に危篤状態になってから、何度となく危機がありましたが、

父はそれを奇跡のように乗り越えて、

一人「麗子さん」を残しては逝けないと、踏ん張ってこらえてくれました。


主治医の想像を超えて頑張り続け、

優しい笑顔を見せながら、最期のお別れをしてくれた父。


本当にありがとうございました。




ほんの半日だけ、実家に帰ることができた父に供える花。

父が愛した「露草」はまだ咲いてはくれませんでしたが、

丁度父が帰ってきた日に開花してくれた「あやめ」を一輪。


主人を失ってしまった庭にも、ちゃんと季節が芽吹いています。



麗子さんは立派に喪主を勤め、

ダーくんも走り回って、施主である姉夫婦を支えてくれました。


ありがとう。




これから、またこれまでとは違う生活が始まります。

父の思いに負けないよう。

しっかりと麗子さんと手を繋いで生きて行こうと思います。


皆さま方の励ましを頂いて、

念願の新緑の蒼い山を一緒に見たいというわがままも叶いました。

緑溢れる季節に逝った父は、きっと今頃天の上から綺麗な季節を眺めていることでしょう。


久しぶりに家に帰り、空っぽだった植木鉢に緑の草木を植えました。

たまには私の家にも、父が眺めに来てくれるように・・・。と。


皆さまの沢山の励まし、心より御礼申し上げます。


お陰さまで最期まで元気に希望を持って見守り支えてくることができました。

そして、子供夫婦、孫たちにいつも囲まれながら、

悔いのない一生をしっかり見届け、誇りを持って父は旅立ったと思います。



寂しいお知らせになりましたが、

決して私は悲しくはありません。


もっともっとしたいことが増えました。

これから、やらなくてはならないこと。やりたいこと。

家族として、そして私として・・・・。


また新しい宿題を背負って、もっと逞しく暖かくなれるよう進んで行きます。


これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。